女子駅伝の飯田怜選手の四つん這いリレーのガッツがすごかった?
こんにちは、腰痛やまちゃんです。
全国実業団対抗女子駅伝予選会(福岡県)に出場した岩谷産業の第2区ランナーの飯田怜選手の四つん這いリレーの映像見ましたか?
あの映像をみて思うことは色々あると思いますが、19歳の女の子が200m以上も四つん這いで走り続けるのは衝撃的でした。
本人は骨折して全治3〜4ヶ月という悲惨な状態。
夏にも大きな故障をして、チームとしても今年が初めての駅伝参加ということもあり、タスキを繋げたかったのはわかりますが、棄権させるべきだったと私は思います。
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飯田怜選手のプロフィールは?
今回の四つん這いリレーで注目されてしまった飯田怜選手のプロフィールは・・・
- 本名:飯田怜(いいだれい)
- 生年月日:19歳
- 身長:165cm
- 出身:熊本県
- 出身高校:ルーテル学院高校
- 職業:岩屋産業 2018年入社
陸上競技を始めたのは中学生になってからで、今年創設2年目の岩屋産業の女子陸上部に入社したばかりの選手。
映画やドラマを見るのが趣味という本当に普通の女の子ですが、飯田怜選手を襲った悲劇とは・・
飯田怜選手がなぜ四つん這いリレーをすることになったのか?
今年入社したばかりの飯田怜選手は、岩屋産業の陸上部メンバーになって参加するはじめての大きな大会。
夏に怪我をして、そこから復帰したばかりということもあり、かなり大きなプレッシャーを感じていたのでしょう。
2区のスタート時に1区の大同美空選手からタスキを渡される際にも、スタート位置におらずに慌てて駆け寄ったところからも、普段どおりではなかったことが想像できます。
そして第二中継所まで後200mというところで、今回の悲劇が起こってしまったんです。
飯田怜選手が転倒し、
そのまま立ち上がることができずに、彼女が選んだのは棄権ではなく、どうやっても良いので次のランナーにタスキをつなぐこと。
200mの距離を四つん這いになりながら、
両膝からは出血し、悔し涙なのか痛みによる涙なのか、駅伝選手としては屈辱的な状況でもタスキを繋ぐために懸命に前に進み続けたんです。
本来ならこの段階で運営側や監督が棄権をさせるべきだったのでしょう。
岩屋産業の監督はなぜ棄権を選択せずに、最後までこんな形で走らせてしまったのか?
岩谷産業の広瀬永和監督は棄権を申し出なかった?なぜ止めなかったの?
今朝になってわかったことは、岩谷産業の広瀬永和監督は、各チームの指導者が集まる監督室でライブ映像を確認していたそうです。
飯田怜選手の近くにおらず、急に画面から消えた飯田怜選手がどうなったのかを確認していたとのこと。
そして飯田怜選手が四つん這いで前に進んでいるのを確認してから、大会役員には「やめてくれ」と棄権を申し出ていたそうです。
しかし実際に主催者を通じて、第二中継所付近のいる大会役員にその指示が伝わったのは、飯田怜選手が第二中継所まで15mの距離に差し掛かったところ。
さらにまだ前に進もうとする姿を見て、見守ってしまったということでそのまま競技実行を判断してしまったそうです。
第3区の岩屋産業の今田麻里絵選手もその姿を見ながら、何度も涙を拭っているシーンが思い出されます。
飯田怜選手も今田麻里絵選手も本当にこの200mは長かったと思いますが、広瀬永和監督はすぐに止めずに鬼なんでしょうか?
広瀬永和監督は過去に野口みずき選手のレースを止めた実績がある
プリンセス駅伝 in 宗像では、飯田怜選手の四つん這いリレーを止めることができなかった広瀬永和監督。
こういったニュースが報道されると、監督の人となりに関する情報もどんどんでてきますが、広瀬永和監督が飯田怜選手の棄権を申し出ていたのは間違いなさそうです。
広瀬永和監督は、あのアテネ五輪金メダル野口みずき選手のレースを止めた実績があったんです。
20113年8月10日、世界選手権モスクワ大会の女子マラソンに参加した野口みずき選手が29キロ地点でフラフラになり脱水症状に陥った際にレースを止めています。
これは野口みずき選手にとっても、広瀬永和監督にとっても人生ではじめてランナーを止めた瞬間だったということ。
野口みずき選手も広瀬永和監督との関係があったから、最後まで現役を続けられたというほど、信頼していた人なので優れた指導者なのでしょう。
飯田怜選手の怪我の状態は?
飯田怜選手はどのタイミングで骨折していたかはわかりませんが、右足の脛骨(けいこつ)の骨折で全治3~4ヶ月と診断され、福岡県内の病院に入院しているそうです。
今朝の報道でも太い骨である脛骨の骨折は珍しく、腓骨の方が細いので先に折れることが多いとのこと。
まだレースから1日しか経っていないこともあり、広瀬永和監督も飯田怜選手の状態が良くわからないのだと思います。
本人もこの件はトラウマにもなりかねないことですが、しっかり休んでまた元気に走って欲しいところ。
女子駅伝の飯田怜選手の四つん這いリレーの記事まとめ
今回の四つん這いリレーを感動の物語と考えるか、虐待のようなものと考えるかは人それぞれでしょう。
私自身も感動したという気持ちと、そこまでしなくても良かったではないかと思うところがあります。
しかし骨折した飯田怜選手が選んだのは、這いつくばってもタスキを次の選手につなげることだったので、その気持ちは汲んであげたいですよね。
岩屋産業は最終的に21位でゴールして、予選会は敗退してしまいましたが、第2区には3位でタスキを渡していたので、次の大会での活躍を期待しましょう。