高反発マットレスの劣化や寿命は?寝心地や寝返りで判断できる?
こんにちは、腰痛やまちゃんです。
高反発マットレスが劣化すると、寝心地や寝返りのしやすさが変わるので、比較的簡単に劣化状態がわかると言われています。
低反発マットレスに比べると寿命の長い高反発マットレスでも劣化しない商品はありませんので、どのような特徴や傾向があるのかを解説します。
高反発マットレスで快眠するためにも劣化させないことが大切なので、購入前や使用時に注意すべきことを理解しておきましょう。
Contents
高反発マットレスと低反発マットレスの平均寿命の比較
高反発マットレスは比較的寿命が長い商品が多く、メーカー側でも12年保証や15年保証など10年以上は安心して使用することができる寝具だと考えられています。
ただこれはちゃんとしたメーカーの商品を選んだ場合のみで、ネット上の口コミや評判では1〜2ヶ月で劣化したりへたってしまったとか、半年も持たなかったという書き込みもあるほど。
確かに高反発マットレスの定義は、一般的には100ニュートン以上の反発力というだけですので、品質や素材などに関して共通する条件があるわけではありません。
そのため寿命が短い商品も多数販売されており、5,000円以下の商品や10,000円以下の商品が10年以上の寿命があると考えるのは間違いでしょう。
ちなみに高反発マットレスとよく比較される低反発マットレスの寿命は2〜3年と言われていますので、高反発マットレスの方がどれだけ寿命が長いのかということがわかるでしょう。
どんな商品を選ぶのかということで、高反発マットレスも低反発マットレスも劣化状態や寿命の長さが大きく異なりますので、購入前にしっかり理解しておくことが大切です。
どのような使い方をしたり、どのような特徴がある高反発マットレスが劣化しやすいのか、劣化時の確認方法などについて、これから解説しますね。
高反発マットレスが劣化すると肌触りや寝返りに変化が出る
まず最初に高反発マットレスが劣化するとどうなるのかという部分を説明すると、どのような原因で劣化したかにもよりますが、肌触りや寝心地に変化が起こります。
長年使ってへたった場合には、腰や肩付近の体重がかかる部分が柔らかくなったり凹んだりして、反発力が弱くなってきますので、手のひらで押してみると簡単にわかるでしょう。
紫外線や高温状態になったことでへたった場合には、その部分が固くなったり、形状が変化していますので、見た目にも劣化が起こっていることがわかりやすいはず。
いずれにしても劣化が起こると、購入当初の寝心地や寝返りのしやすさを実感することができなくなりますので、寝起きの疲労感や腰痛・肩こりなどで判断することもできます。
劣化しても高反発マットレスを使うことはできますが、本来の効果を実感できないだけではなく、腰痛や肩こりの原因にもなりますので、劣化しすぎたものは買い換えるべきでしょう。
一般的な高反発マットレスの劣化は徐々にへたってきますので、なかなか判断しにくいと思いますが、寝起きの不調や身体の痛みがある場合には、劣化していないか確認するようにしましょう。
⇛高反発マットレスの基本的なメンテナンス方法とは?
高反発マットレスは熱や紫外線に弱い素材で出来ています。
高反発マットレスはウレタン素材やポリエステル素材、ポリエチレン素材などを原材料として使用していますが、共通して紫外線や高温に弱い特徴があります。
高反発マットレスが天日干し出来ないのは激しく劣化してしまうことと、天日干しをしなくてもダニの温床になることがないから。
一般的には室内の陰干しだけで十分なメンテナンス効果を得られますので、高反発マットレスの本体を天日干ししないようにしましょう。
室内干しでも直射日光が当たる場所においてしまうと、知らないうちに劣化してしまうこともありますので、日当たりが良い部屋で干す際には注意してください。
エアウィーヴやエアリーマットレスなどは、通気性が良いために冬の寒さが気になることもありますが、電気毛布や湯たんぽ等の仕様に関しては十分な注意が必要です。
特に熱+体重がかかる状態だと劣化が急激に進み、理想の寝姿勢や体圧分散性を実感することができなくなりますので、それだけ寿命が短くなるということ。
以外にこの点を意識せずに使ってしまう人が多いので、本当に注意してくださいね。
メーカー保証のない商品は寿命が短い傾向がある
高反発マットレスも商品によって保証制度が異なり、3年保証・10年保証・15年保証・保証なしなど、様々な商品が発売されています。
当然ですが保証期間の長い高反発マットレスは値段も高く、保証期間のない高反発マットレスは低価格で購入できるメリットがありますので、購入時の判断基準のひとつになるでしょう。
安い商品を購入して数年で買い換えるか、それなりの価格の商品を購入して長く使い続けるかというのも、好みによって大きく変わる部分。
しかしひとつだけ言えることは、何度も買い換える必要がある劣化しやすく寿命の短い高反発マットレスの場合は、使っている際に違和感を感じやすいでしょう。
購入時の状態から徐々にへたっていきますので、一定レベルの使用感を感じることができる商品よりも、それだけ満足度が低くなるということ。
その点を理解していればそういった商品でも良いですが、そうでなければあまりにも低価格な商品を選ぶのは止めたほうが良いと思います。
高反発マットレスを買い換える際には、前に使用していたものを処分しなければならないですし、その手間や費用がかかることも考えておくべきでしょう。
それと保証期間のある高反発マットレスでも、しっかりと運用されているのかということを確認しておかないと、いざ保証を受けようとした時にハードルが高かったり、実際にはほぼ保証適応にならないという商品もあります。
様々なメーカーが販売していますので、そういった事も起こりえますし、メーカーが倒産や日本から撤退して保証を受けられないリスクもあるでしょう。
このあたりは見逃しがちなポイントですので、購入時には保証内容と実際の運用状況などもしっかり確認できるものがおすすめですよ。
高反発マットレスの劣化や寿命の記事まとめ
高反発マットレスも選び方や使用方法を間違えるとすぐに劣化して寿命を迎えてしまう商品もありますが、ちゃんとした商品を選んで正しい使い方をすれば10年以上も使えます。
メーカー保証が10年〜15年の商品は基本的にはその期間よりも寿命が長く、それ以上使っていても、購入時とほぼ変わらない品質を維持することが確認されています。
高反発マットレスの劣化は腰痛や肩こりの原因になり、寝起きの不快感や日中の活動にも悪影響を与えてしまいますので、できるだけ避けたいところ。
様々なメーカーから本当に多くの種類の商品が販売されていますので、間違った商品選びだけはしないように注意してくださいね。