硬めや硬すぎる高反発マットレスは腰痛悪化の原因になる?
こんにちは、腰痛やまちゃんです。
硬めや硬すぎる高反発マットレスは腰痛悪化の原因になると言われていますが、なぜ腰痛の症状が悪化するのでしょうか。
高反発マットレスの適正体重の目安や、反発力の目安はどうなのかということを知って、あなたの体型にあった商品選びを行いましょう。
私も様々な反発力の商品で実際に寝てみましたが、標準体型の日本人には少し反発力の強いモデルが多い気がしますので、購入時には注意してください。
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硬すぎる高反発マットレスでは睡眠や健康へのメリットはない
高反発マットレスにも様々な商品がありますが、最近の傾向としてアスリート愛用モデルやトップアスリートが利用しているような商品に人気が集まっている気がします。
たしかに好きな選手が使っている寝具と同じものを使うことで親近感を感じたり、優越感を感じたりする気持ちもわかりますが、そういったモデルの特徴に反発力が高すぎる傾向があります。
高反発マットレスなのだから反発力が高いことに問題はないと考える人もいますが、機能性寝具である高反発マットレスは、反発力選びを間違えると確実に失敗するでしょう。
反発力が高いということは、寝心地がどんどん板の間に近づいていくということであり、それが翌朝の肩や首、腰の状態にどのような悪影響を与えるのかは容易に想像できると思います。
トップアスリートモデルは、体重や筋肉量が多い人向けの反発力に設定されており、反発力が強いモデルが多いので自分の体重と相談すべき。
標準体型の人がそのような商品を選んでしまうと、買ったことを後悔する可能性が高くなるので、絶対に避けるべきこと。
高反発マットレスの価値は、反発力の強さで決まるわけではないので、そのことをしっかり理解してください。
高反発マットレスは理想の寝姿勢を再現するための寝具
高反発マットレスを選ぶ理由のひとつが、理想の寝姿勢を再現することで、睡眠時の体に掛かる負担を軽減すること。
二足歩行の人間は背骨がS字カーブになっており、その姿勢でいることで体のバランスをとっていますが、睡眠時に横になると背骨のS字カーブがずれてしまいます。
その状態が長く続くことで、
筋肉に負担がかかり、筋肉の緊張状態が続くと血管も収縮して血流量が悪化して、老廃物の排出や酸素や栄養の供給が十分に行われなくなり、腰痛などの痛みの原因になってしまいます。
理想の寝姿勢を再現するために重要なことは、あなた自身の体重や体型にあった反発力の商品を選ぶこと。
硬すぎるのもダメですし、柔らかすぎるのもダメ。
適切な反発力の商品を選ぶことが、高反発マットレスの持っている機能を実感するためにも必要なことなんです。
ちなみに反発力強さは耐久性の違いにもなりますが、高反発マットレスの価値は密度が決定しますので、反発力と密度のバランスを取れたモデルを選ぶのが基本的な選び方。
高反発マットレスの硬さの目安や選び方の基準は?
高反発マットレスとは、一般的に100ニュートン以上の反発力がある寝具のことで、特に上限は決まっていません。
市販されている高反発マットレスには200ニュートンを超える商品もあり、このようなモデルは一般人には向きません。
平均的な日本人であれば、140ニュートン前後のモデルを選ぶと硬すぎるということもないでしょう。
同じ体重でも細身の人は反発力が低め、ぽっちゃり体型の人は反発力が高めの商品を選ぶことで、理想の寝姿勢を再現しやすくなります。
私も愛用しているモットンには、100ニュートン・140ニュートン・170ニュートンの商品があり、
- 100ニュートン:45kg以下の人
- 140ニュートン:46kg〜80kgの人
- 170ニュートン:80kg以上の人
これがひとつの目安だと言われていますので、この数値を参考にすると良いでしょう。
モットンのは密度が30Dという高密度の高反発マットレスなので、使用しているウレタンの質も十分ですので、耐久性の心配をする必要はありません。
30Dというのはヨーロッパでは、5〜10万円の商品に使われる素材ですので、質の高い材料で作られていることがわかります。
15Dや20Dなどの低密度の商品は、耐久性も低くなりがちですし、密度を公開していない低価格の高反発マットレスもありますので、購入時にはしっかり確認しましょう。
硬めや硬すぎる高反発マットレスは腰痛悪化の原因になるの記事まとめ
高反発マットレスも商品選びを間違えると、期待するような効果を実感することができないだけではなく、睡眠の質が悪化したり、寝起きの体の痛みの原因になることもあります。
日本人は数値が高い方が良いと考えたり、有名人や芸能人と同じものを使いたがる傾向がありますが、それは間違いだということを理解してください。
高反発マットレスは適切な反発力の商品を選ばないと、デメリットばかりになりますので、硬すぎる商品を選ばないことが大切。
反発力が低すぎるモデルも理想の寝姿勢を再現できなくなりますので、この記事でも紹介した目安を参考にして、あなたの体重や体型にあった商品選びを行ってください。