市販薬や市販外用薬で腰痛の症状を改善する成分や副作用を紹介!
こんにちは、腰痛やまちゃんです。
薬局やドラッグストアで購入できる市販薬や市販外用薬で、腰痛の症状を緩和できるような商品はどれなのかと気になっていませんか。
仕事中や外出時に急に腰痛がひどくなって、
とりあえず薬局やドラッグストアに駆け込んだ時に、どんな成分が配合されている商品を選べばよいのか知っておくと良いですよね。
この記事では、腰痛の症状緩和に役立つ市販薬の情報をまとめて紹介しますので、病院に行くほどではない時に活用してください。
腰痛の症状によって対処法が異なります。
その点も合わせて紹介しますので、腰痛に悩んでいる人はチェックしておいてくださいね。
Contents
急性腰痛の症状とおすすめの市販薬や成分は?
急性腰痛といえば、ぎっくり腰が一番有名だと思います。
仕事中の荷物運びや不用意な姿勢、
部屋の模様替えや週末のたまの運動などをきっかけに発症してしまう人が多く、癖になってしまうと咳やくしゃみをしただけぎっくり腰になってしまうことも。
ぎっくり腰とは、
腰を支えている靭帯や筋肉が断裂したことで、神経を刺激している状態のことで、歩くのも動くのもしんどい状態が数日続きます。
一般的に2〜3日は横向き寝で寝て、安静に過ごすことが対処法だと言われていますので、無理に身体を動かさないように注意しましょう。
ぎっくり腰は患部を暖めずに冷やすことが基本。
温めてしまうと炎症物質が広範囲に広がってしまい、新たな痛みの原因になりますので、注意しましょう。
ぎっくり腰に役立つ市販薬の成分は、
- NSAIDs(エヌセイズ):非ステロイド性抗炎症薬
- アセトアミノフェン
この2種類だと言われていますので、実際の商品名や副作用などの情報を次の項目で紹介します。
非ステロイド性抗炎症薬のNSAIDsの特徴や商品名は?
日本で腰痛に一番使われている成分のNSAIDs(エヌセイズ)。
痛み止めとして販売されている薬のほとんどがNSAIDsに分類され、ロキソニンSなどの有名な市販薬も含まれています。
NSAIDsは商品パッケージに、ロキソプロフェンナトリウムやアスピリン、イブプロフェン、エテンザミド、サリチルアミドなどと書かれています。
非ステロイド性抗炎症薬の有名な商品としては、
- ロキソニンS
- バファリンEX
- コルゲンコーワ鎮痛解熱L Xα
- メディペインS
- バファリンA
- イブA錠
- 新セデス錠
- <ノーシン錠/li>
商品に書かれている成分名は若干異なりますが、NSAIDs(エヌセイズ)を含有していることで、急性腰痛の炎症物質の抑制に作用します。
非ステロイド性抗炎症薬は即効性が高いことで、病院でも処方薬の成分に含まれていますが、胃への負担が大きく胃腸が弱い人は飲み方に注意する必要があります。
薬を飲む際に胃薬と一緒に飲んだり、
水分を多めに摂取することで、胃に対する刺激を抑制すると良いでしょう。
強すぎる成分なので常習化しないためにも、
症状がひどい場合のみに限定して飲むようにすることが大切です。
非ステロイド性抗炎症薬のNSAIDsの副作用は?
NSAIDs(エヌセイズ)の副作用としては、
- 胃痛
- 胸やけ
- 腎機能障害
- 呼吸器症状(喘息)
これらの症状が起こると言われています。
さらに最新研究では、イブプロフェンを長期的に服用すると男性の生殖機能の低下を引き起こす可能性があると言われていますので、常習化しないように注意しましょう。
アセトアミノフェンの特徴や商品名は?
アセトアミノフェンも市販薬や処方薬にも配合されている成分。
非ステロイド性抗炎症薬のNSAIDs(エヌセイズ)よりも弱いために、子供や高齢者でも使うことができる特徴があります。
安全性の高さから、薬がダメな妊婦さんでも条件付きで使用可能な腰痛成分ですので、覚えておくとよいでしょう。
小児科で処方される解熱剤に、アセトアミノフェンが含有されていることもあります。
アセトアミノフェンの有名な商品としては、
- タイレノールA
- ラックル速溶錠
処方薬では、カロナールやコカールの主成分がアセトアミノフェンです。
アセトアミノフェンは、
NSAIDs(エヌセイズ)とは異なる仕組みで腰痛や発熱などの症状を抑制してくれ、副作用が少ないと言われています。
アセトアミノフェンの副作用は?
アセトアミノフェンの副作用としては、
- 腎機能障害
NSAIDs(エヌセイズ)よりも少ないですが、
アセトアミノフェンを主成分にしていても、NSAIDs(エヌセイズ)を含有している商品もありますので、どのような成分が配合されているかはチェックしましょう。
アセトアミノフェン以外の有効成分の副作用を発症することもありますので、注意が必要です。
NSAIDs(エヌセイズ)の一種のエテンザミドや無水カフェインを配合した商品がありますので、これらの市販薬を飲む際には、副作用に注意しましょう。
NSAIDs(エヌセイズ)は市販の外用薬の商品もある
市販薬には直接服用するタイプではなく、湿布やクリームのように外用薬として販売されているものもあります。
痛み止め薬として販売されているのは、
- ケトプロフェン
- インドメタシン
- フェルビナク
- ロキソプロフェンナトリウム
- クロフェナクナトリウム
これらの成分は皮膚からも吸収されやすい特徴がありますので、市販外用薬だけではなく、外用薬として処方されているものも。
市販外用薬の方が副作用が発生しにくい傾向がありますので、症状に合わせて使い分けしたり、併用するのが良いでしょう。
皮膚が弱い人や敏感肌の人は、かぶれや発疹などが出てしまうことがありますので、その点は注意してください。
慢性腰痛の症状とおすすめの市販薬や成分は?
慢性腰痛に多いのは、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症という症状ですが、ほとんどの人が原因不明の腰痛と診断されている状態でしょう。
原因がわからないので効果的な治療法もなく、
常に腰の痛みや重さなどの不快感に悩まされていることが多く、一般的には3ヶ月以上も腰の痛みがあると慢性腰痛と考えられます。
慢性腰痛の症状としては、
鈍痛やコリ、腰の張りなどを感じるものの、ぎっくり腰とは異なり動かすことができる特徴があります。
慢性腰痛の対処法としては、
患部を温めたり、患部を軽く動かしたりすることで、血行を促進したり、血液の循環をよくして痛みの原因物質を取り除く必要があります。
急性腰痛は冷やす、慢性腰痛は温めるが基本なので、腰痛の症状に合わせた対処法を実践することが必要です。
慢性腰痛に役立つ成分としては、
- 漢方薬
- ビタミン類
- 筋弛緩成分
- コンドロイチン
これらの成分を摂取することで、症状の改善ができると考えられています。
慢性腰痛の症状改善に対する市販薬の考え方は?
急性腰痛は痛み止めを目的にして市販薬を選ぶ必要がありますが、慢性腰痛の場合には痛み止めよりも痛みを生じさせている原因に対する作用を期待するのが基本。
漢方薬もビタミン類も血行促進や血液の循環を改善する作用がありますし、筋弛緩成分は頑なた筋肉を緩めることで原因を解消しようとするもの。
慢性腰痛は即効性がある成分を使うのではなく、時間をかけてその原因の解消や改善を目指す必要があります。
すぐに治したいかもしれませんが、
どちらかといえば、症状と向き合ってある程度の期間は共存するくらいのイメージでいることが大切でしょう。
市販薬や市販外用薬で腰痛の症状を改善する記事まとめ
この記事では急性腰痛と慢性腰痛に分けて、どのような成分が効果的なのか。
副作用にはどのようなものがあるのかなど、薬局やドラッグストアで購入できる商品を紹介しながら、市販薬について紹介してきました。
- 急性腰痛の症状とおすすめの市販薬や成分
- 非ステロイド性抗炎症薬のNSAIDsの特徴や商品名
- 非ステロイド性抗炎症薬のNSAIDsの副作用
- アセトアミノフェンの特徴や商品名
- アセトアミノフェンの副作用
- NSAIDs(エヌセイズ)は市販の外用薬の商品もある
- 慢性腰痛の症状とおすすめの市販薬や成分
- 慢性腰痛の症状改善に対する市販薬の考え方は
同じ腰痛でも急性腰痛と慢性腰痛では、
対処法が全く異なりますので、冷やすか温めるのかも含めて、間違った薬を選ばないことが基本です。
市販薬でも処方薬と同じような成分が含有されていたり、最近は高濃度の商品も増えていますので、より症状にあった商品を選びましょう。
慢性腰痛に悩んでいるのなら、
普段の生活習慣にその原因がある可能性が高いので、ベッドマットレスや布団などを変えることも大切なことです。
人生の3分の1は寝て過ごしますので、
間違った寝具選びを行っていることが原因で腰痛を繰り返してしまう人もいますので、注意してくださいね。
また運動不足や同じ姿勢なども慢性腰痛を引き起こす原因になりますので、身体を動かす機会を増やすことも大切です。