妊娠が原因で妊婦さんはひどい腰痛に悩まされるって本当なの?
こんにちは、腰痛やまちゃんです。
女性は妊娠をきっかけにして、腰痛の症状を発症する人が多い傾向があると言われていますが、どのような原因があるのか知っていますか。
妊娠初期と妊娠後期では同じ腰痛でも発症する原因が異なるので、それを知った上でしっかり対処することが大切です。
私のような男性には縁のない腰痛ですが、
妊娠をきっかけとする腰痛の情報をまとめて紹介しますので、ひどくなる前にしっかり改善しましょう。
妊娠中の腰痛の悪化は、
肉体的にも精神的にの非常につらい状態になるので、しっかり改善して赤ちゃんの成長に悪影響を与えないことが大切ですよ。
Contents
妊娠中の妊婦さんには腰痛になる原因がある
妊娠をきっかけとした腰痛は、
妊婦さんの6〜8割が経験するといわれている状態ですので、腰痛に悩まされることは珍しいことではありません。
ただ腰痛の症状に合わせて不正出血などがある場合は、早期流産や子宮外妊娠の可能性もあるので、その場合はすぐに診察を受けましょう。
腰痛だけなら自宅できる対策を行ったり、
腰が痛くない姿勢をとることで、痛みを緩和することもできますので、様子を見ながら症状が改善するのを待つのも良いと思います。
なぜ妊娠すること腰痛になるのか?
妊娠初期と妊娠後期の腰痛の原因にわけて、妊婦さんに腰痛が起こる原因を紹介します。
妊娠初期の腰痛はリラキシンというホルモン分泌の影響
妊娠初期の妊婦さんの腰痛の原因になるのが、出産ホルモンのリラキシン。
リラキシンは子供を出産するために必要なホルモンで、妊娠したことで卵巣や子宮、骨盤から分泌されるようになります。
リラキシンの役目は関節や靭帯を緩めること。
骨盤が閉じている状態だと赤ちゃんが出産時に産道を通ることができませんので、骨盤を緩めるために分泌されます。
妊娠3ヶ月目くらいから分泌量が増え、
妊娠12週目に分泌量のピークを迎え、20週目になると徐々に分泌量が低下し、妊娠後期になるとまた分泌量が増える傾向があります。
リラキシンが分泌されたことで、
関節や靭帯が緩むと骨盤が開き、その緩んだ骨盤をお尻の筋肉や腰の筋肉で支えることで、腰に負担がかかり腰痛を発症する原因に。
これが妊娠初期に腰痛になる原因ですので、出産のための身体の変化ということで受け入れるしかありません。
妊娠後期の腰痛は体型と姿勢の変化の影響
妊娠中期から後期にかけて赤ちゃんの成長に合わせて、体重が10kgほども増えますので、体重増による影響で腰痛を発症しやすくなります。
体重が10kg増えるだけでも身体のあちこちに影響は出ますが、妊娠の場合は特にお腹に重さが集中しますので、その影響が姿勢に現れます。
前方に重心が移動しますので、
それを支えるために胸椎は背中方向に引っ張られ、腰椎はお腹方向に引っ張られることに。
お腹の重みを支えるために背中の筋肉を酷使することになりますので、腰痛や背中の痛みを感じやすくなります。
妊娠後期になると腰痛だけではなく、
睡眠中の寝返りが打ちにくい状態になるなど、日中だけではなく終日何かしらの影響が出ますので、仕方がないことだと納得しましょう。
心理的な影響で腰痛を発症することもある
妊娠中だけのことではありませんが、
人間は心理的に不安な状態になると身体をこわばらせてしまい、無意識のうちに肩や腰も収縮させてしまいます。
妊娠・出産が初めての経験で、
元気で健康な赤ちゃんが生まれてくるのかとか、子育ては大丈夫かな・・・など、様々な不安要素がありますよね。
そういった不安要素をきっかけに心理的に不安な状態になり、腰痛を引き起こしてしまうこともあります。
初めてのことは誰でも不安がありますし、
妊娠のような人生のビッグイベントで全く不安を感じない人はいません。
パートナーや両親、友達などに相談することで、不安な気持ちを吐き出して、少しでも心理的なストレスを解消するようにしましょう。
妊娠中の腰痛対策グッズや腰痛を解消する方法は?
妊娠中の妊婦さんは腰痛に悩みやすい状態だということがわかったと思いますが、どのような対処法や腰痛グッズを使うのが効果的なのか。
様々な商品や方法がありますので、
妊婦さんでもできる簡単な方法や対策を紹介したいと思いますので、参考にしてくださいね。
骨盤ベルトやサポーターを着用しよう
ひどい腰痛で歩くのが辛い時は、
腰痛ベルトやサポーターを使うことで、骨盤の緩みや歪みを矯正してくれるので腰痛が楽になる歩きやすくなります。
腰痛ベルトや妊婦さん向けのサポーターは、
近所の薬局やドラッグストア、アマゾンや楽天市場などでも様々な商品が手軽な値段で販売されていますので、好みに合ったものを選びましょう。
素材が柔らかいタイプや伸縮性が高くフィット感のよいもの、よりしっかりと骨盤を閉じることができるものなどがあります。
骨盤ベルトやサポーターを巻く時は、
普通のベルト位置よりも下で使う形になりますので、取扱説明書をしっかり読んで使ってくださいね。
骨盤ベルトの基本的な使用位置は、
仙骨と恥骨結合と大転子の3点を結ぶ(お腹の下で巻く)こと。
腰痛が楽になる骨盤ベルトやサポーターも、付ける場所を間違えると胎児に影響が出ることもありますので、本当に注意しましょう。
また骨盤ベルトやサポーターを常用すると
筋力が低下してしまいますので、補助的に使うことと、常用しすぎないことも大切なことです。
腰痛軽減エクササイズやストレッチを行う
腰痛の原因は筋肉の緊張による血流量の悪化ですので、それを効果的に解消するためにもエクササイズやストレッチを行うことも大切なこと。
妊娠初期はあまり無理に行わないこと。
安定期に入ってから身体を軽く動かすことは、筋肉をほぐすだけではなく、気分転換にもつながるのでおすすめです。
妊婦さんの腰痛解消におすすめのストレッチ方法は、
- 二人組みストレッチ
- ネコのポーズ
- 足を曲げて腰をひねる運動
- 骨盤持ち上げ体操
Youtubeにもマタニティーヨガやエクササイズの実践動画が多数アップされていますので、それを参考にするのも良いと思います。
無理せずできることで、
身体の負担にならないタイミングでしか行わないことも大切ですよ。
高反発マットレスで睡眠中の負担を軽減する
妊婦さんはうつぶせ寝ができずシムス位で寝る必要があったり、寝返りに苦慮するなど睡眠中の身体への負担を軽減させてあげることも大切。
そんな時に役立つのが高反発マットレス。
高反発マットレスには、
優れた体圧分散性と寝返りをサポートしてくれる反発力がありますので、妊娠中の睡眠環境の改善に効果的。
体圧分散性の高さで身体への負担が軽減されますので、睡眠中の腰や背中への負担も抑制することができます。
高反発マットレスの特徴は、
出産後の子育てで疲れる身体の疲労回復や腰痛予防にも役立ちますので、妊娠を機会に寝具選びを変えてみるのもおすすめですよ。
妊娠が原因で妊婦さんは腰痛になるの記事まとめ
妊娠中の妊婦さんには腰痛が起こる仕組みがあるので、今まで腰痛になったことがない人でも、しっかり対処法を知っておくべきですよね。
対処療法的な方法しかありませんが、
妊娠中は免疫力も低下しますし、様々なストレスがかかるので少しでも腰痛の負担を軽減してくださいね。
- 妊娠中の妊婦さんには腰痛になる原因がある
- 妊娠初期の腰痛はリラキシンというホルモン分泌の影響
- 妊娠後期の腰痛は体型と姿勢の変化の影響
- 心理的な影響で腰痛を発症することもある
- 妊娠中の腰痛対策グッズや腰痛を解消する方法は?
- 骨盤ベルトやサポーターを着用しよう
- 腰痛軽減エクササイズやストレッチを行う
- 高反発マットレスで睡眠中の負担を軽減する
腰痛の辛さはわかりますが、
男性なので妊娠の辛さはわかりませんが、どう考えても尊敬しなきゃとこの記事を書いて思いました。
ホント女性って凄い。
慢性腰痛にならないように、症状の軽いうちに対策を行って元気な赤ちゃんを産んでくださいね。