低反発マットレスの特徴や寝心地は?メリットやデメリットを解説!
こんにちは、腰痛やまちゃんです。
寝具には高反発マットレスではなく、テンピュールやトゥルースリーパーなどの低反発マットレスと呼ばれる商品もあり、数年前はかなり人気の商品でした。
高齢者が快眠できると話題の寝具ですが、
どのような特徴がある素材を使用しているのか、寝心地がどうなのかが気になる人も多いと思います。
そこで低反発マットレスのメリットやデメリット、高反発マットレスとの違いを簡単に説明することで、購入すべき商品なのかを徹底検証。
低反発マットレスの性質を理解した上で、
あなたが買うべき寝具なのか、快眠できる寝具なのかを判断してくださいね。
Contents
低反発マットレスとはどんな特徴がある寝具なのか?
低反発マットレスとは、
反発力の低いウレタン素材でできているマットレスのこと。
非常に弱い反発力なので、手で押してみるとその跡がそのまま残ってしまい、ゆっくり押し戻されて徐々に元の形状に戻るほど。
そうやって形状が変化することで、
腰のくびれが深い人や痩せ気味で骨ばっている人などが使うことで、マットレスのフィット感を時間できると人気の寝具です。
我が家では親戚の叔父が使っており、
数年前に甥っ子たちが手の形や顔の形をつけて遊んでいたのをみて、そんな柔らかいのか?と驚いた記憶があります。
フィット感が特徴のひとつで身体に密着することで、睡眠時の筋肉や身体への負担が少なく、快適な寝心地で熟睡できると話題。
高反発マットレスは100ニュートン以上の反発力がひとつの基準になりますが、低反発マットレスは硬さや反発力に関する定義は特にありません。
体温や体圧によって反発力や形が変化するほど柔らかいウレタン素材のマットレスを、一般的に低反発マットレスと呼んでいると理解すると良いでしょう。
低反発マットレスのメリットは?
低反発マットレスのメリットとしては、
- 包み込むような寝心地で快眠できる
- 睡眠中に手足がしびれにくくなる
- 体圧分散性が高く寝返りの回数が少なくて済む
- 背骨を真っ直ぐにして無理のない寝姿勢で寝れる
これが低反発マットレスのメリット。
実際の寝心地や睡眠に対して、どのような影響を与えるのかをより詳しく説明しますので、しっかりチェックしてください。
低反発マットレスは包み込むような寝心地で快眠できる
低反発マットレスは体温や体圧で形状が変化しますので、あなたの体型に合わせた形状に変化します。
オーダーメイドのような形状に変化するので、
全身を包み込んでくれるような印象があり、非常に安心して熟睡できます。
腰部分やお尻部分、肩などの体圧がかかる部分ほど、しっかり沈み込みますので、低反発マットレスに横になると、その変化に驚くでしょう。
形状がしっかり変化することで、
体圧もしっかり分散されて局所的に圧がかかる部分がなくなり、快眠できるようになります。
低反発マットレスは睡眠中に手足がしびれにくくなる
低反発マットレスは包み込むような寝心地なので、睡眠中の寝姿勢があまり変わらずに、寝返りが少ない特徴があります。
寝返りの回数が少なくなると、
同じ場所にある手や足に体圧がかかり、血流が悪化してしびれを感じるきっかけになりますが、そういったしびれも予防できます。
横向き寝で寝ている人の場合は、
腕や足がしびれやすい傾向がありますので、低反発マットレスの柔らかさが体圧を分散して、血流の悪化を予防。
横向き寝の人や、寝起きに手足がしびれている人の場合には、低反発マットレスに変えるとしびれにくくなり良いかもしれません。
低反発マットレスは体圧分散性が高く寝返りの回数が少なくて済む
低反発マットレスの柔らかさには、
睡眠中の身体にかかる負担や体圧を分散させる作用があります。
ひと晩に20〜30回ほど寝返りを打つことで、
睡眠中の身体への負担を軽減していますが、体圧分散性の高い低反発マットレスの場合、寝返りの回数が少なくても身体への負担を軽減できる特徴があります。
寝返り回数が少ないことは、
夜中に目覚めてしまう中途覚醒のリスクを抑制できることにつながり、朝まで熟睡しやすい環境だということ。
低反発マットレスは背骨を真っ直ぐにして無理のない寝姿勢で寝れる
低反発マットレスだと、
あなたの身体の形状に合わせた形にマットレスが変化しますので、横向き寝でも仰向け寝でも背骨を真っ直ぐな状態にしてくれます。
背骨が真っ直ぐの状態にならないと
睡眠中の腰や肩に負担がかかってしまいますので、体圧分散性以上にここも大切な部分。
マットレスの効果は
体圧分散性だけではなく、理想の寝姿勢を再現するという部分にもありますので、そういったことも考えられている寝具を選ぶことが大切です。
低反発マットレスのデメリットは?
低反発マットレスのデメリットとしては、
- 身体に密着するので通気性が悪い
- マットレスが柔らかいので耐久性が低い
- 柔らかすぎて腰痛や肩こりの原因になることがある
- 温度変化でマットレスの寝心地が変わることがある
これが低反発マットレスのデメリット。
デメリットの部分が寝心地や睡眠に対して、どのような影響を与えるのかをより詳しく説明しますので、しっかりチェックしてください。
低反発マットレスは身体に密着するので通気性が悪い
低反発マットレスのメリットである柔らかさ、
その柔らかさが原因で身体にマットレスが密着してしまい、夏の夜は不快な状態になる傾向があります。
身体への密着は、通気性の悪いウレタン素材のマットレスのデメリットが強調され、通気性の悪さが原因で寝付けないことや目覚めてしまう原因に。
寝汗が多い人や寝具は通気性が大切だと思っている人には、低反発マットレスの通気性は合わない可能性が高いでしょう。
低反発マットレスは柔らかいので耐久性が低い
反発力が低めの低反発マットレス。
その柔らかさが原因で、耐久性が低い傾向があります。
ホームセンターなどで購入できる激安価格の低反発マットレスの場合は、最初は寝心地が良いもののすぐにヘタってしまうことも。
体重が重めの人や使用頻度が高い人、
そういった人の場合には、値段の高い低反発マットレスでも短期間でヘタってしまうこともありますので、購入前にしっかり理解しておきましょう。
低反発マットレスは柔らかすぎて腰痛や肩こりの原因になることがある
背骨がまっすぐな状態を維持できれば良いのですが、柔らかすぎる低反発マットレスの場合、沈み込みすぎて背骨が真っ直ぐにならないことも。
耐久性が低い傾向もあるので、
ヘタったり、凹んでいるような状態で使い続けることで、寝姿勢が悪化して、腰痛や肩こりの原因になることもあります。
低反発マットレスの寝心地や形状が合わない人の場合には、高反発マットレスの方がおすすめの場合も。
1〜2週間寝てみても、
肩こりのや腰痛が改善されないのであれば、低反発マットレスの使用を止めた方が良いかもしれません。
低反発マットレスは温度変化で寝心地が変わることがある
低反発ウレタンフォームの特徴として、温度変化による硬さの変動が大きいということが挙げられます。
北欧諸国で開発された低反発マットレス。
気候の特徴として、年間を通じて大きな気温変化や湿度変化が無い地域ですが、日本は四季がありますよね。
夏は高温多湿で冬は低温乾燥という環境の変化が、マットレス硬さに影響を与えます。
夏の気温の上昇でマットレスは柔らかくなりすぎたり、冬の寒さでマットレスが固くなりすぎたりすることも。
低反発ウレタンフォーム素材を使った場合は、このような寝心地の変化がありますが、それ以外の素材を使用しているマットレスなら、こういったことは起こりにくいでしょう。
低反発マットレスを選ぶ際には、
どのような素材で作られているものか、自宅の温度変化がどうなのかということもしっかり考えると良いかもしれませんね。
低反発マットレスと高反発マットレスの違いは?
低反発マットレスと高反発マットレスの違いは、マットレスの反発力が大きく異なるということ。
この反発力の違いが様々な部分で、
影響してきますので、低反発マットレスと高反発マットレスの違いを簡単にまとめると、
項目 | 低反発マットレス | 高反発マットレス |
反発力 | 低くて柔らかい寝心地 | 高くてしっかりした寝心地 |
通気性 | 夏場は通気性が悪い | 低反発よりは良い |
耐久性 | 全体的に低め | 全体的に高め |
重さ | 全体的に重め | 低反発よりは軽い |
硬さの変化 | ウレタン素材はある | ウレタン素材でもない |
体圧分散性 | 痩せ型や骨ばっている人向き | 痩せすぎだと合わない場合も |
寝返り | 筋力を使わないとダメ | 体重移動だけでできる |
収納性 | 小さく丸められる | 3つ折り以外は難しい |
使用方法 | 1枚では使えない | 1枚でも使える |
低反発マットレスにも高反発マットレスにも、
メリットやデメリットがありますので、どちらかのマットレスを使えば、すべての人が満足できるというものでもありません。
マットレスの硬さや寝心地の好みは大きく違いますので、まずは柔らかめが良いのか、硬めが良いのかをひとつの判断基準にするとよいでしょう。
低反発マットレスの特徴や寝心地の記事まとめ
この記事では低反発マットレスの特徴を紹介することで、どのようなメリットやデメリットがある寝具なのかを紹介してきました。
低反発マットレスと高反発マットレスは、
完全に異なる特性のマットレスですので、間違った寝具選びを行うと、非常に後悔することになるでしょう。
- 低反発マットレスとはどんな特徴がある寝具か
- 低反発マットレスのメリット
- 低反発マットレスのデメリット
- 低反発マットレスと高反発マットレスの違い
数年前なら高齢者にも低反発マットレスがおすすめでしたが、ここ数年の傾向を見ていると高齢者こそ、高反発マットレスがあっている様子。
耐久性も高く、寝返りも簡単。
優れた体圧分散性で、床ずれなども起こりにくい高反発マットレスを選ぶと長期間、安心して使い続けることができますよ。